(画像はクリックで拡大します)
朝、宿を出るときは降っていなかったので、このままどこまで持ってくれるかな? と、期待して出かけたが、1kmほど歩いたところでポツポツと落ちてきた。
合羽のズボンと傘で歩いていたが、風が強いので傘をしまって合羽の上着を着た。
雨は大したことはなかった。
しかし、時間と共にだんだん本格的な雨になってきた。
トラックが通るたびに、水しぶきが雨以上に、もの凄い。
強い風は海側(左)から吹いてくるので、左側を歩けばトラックの水しぶきは避けられそうだが、後ろから車が来るのも嫌だし、風に押されてよろめいた時、車道側によろめく危険があるので、水しぶきは我慢して右側を歩いた。
タオルで顔を覆い、合羽の帽子との間から目だけ出して車を気にしながらの歩きだから、景色を楽しむ余裕は全くなかった。
この区間は初めから終わりまで、景色はほとんど変わらないので、こんな天気でもそれほど勿体ない訳ではない。
腰を下ろして休む場所もない。脇道に少し入って、立ったままおにぎりを食べ、休憩らしい休憩も取らずに、とうとう32kmを歩いてしまった。
濡れた靴の中で足がふやけて皮が剥けたりするかと思っていたが、足は痛くならずに済んだ。
宿に入ってから初めて気付いたが、足の中指の付け根に肉刺(まめ)ができていた。 何故か、道路脇にカモメの幼鳥がうずくまっていた。
もっと安全な場所に移動してやりたかったが、海辺までは藪がひどい上に、函館本線を横断しなければならないので諦めたが、車に轢かれずに無事だっただろうか?
濡れて体温が下がってしまわなかっただろうか?
そう言えば数日前「アオジ」が車に衝突して死んでいるのを何羽も見た。
車で走り去る人はスピードの出しすぎの影で、そうした小さな生き物の命が奪われていることなど知る由もないだろう。
豊かな自然と接している北海道の道路では、もっと優しい運転をしてほしいものだ。
ホテルには3時前に着いた。
ホテルの若い従業員は、濡れた物の乾燥や洗濯にいろいろと気配りが行き届いていて、嬉しいホテルだ。








